待つのは楽しい

待つのは楽しい

待つのは好きですか。

待ってばかりいると待つのがだんだん好きになります。

私が20歳ごろ、付き合っていた彼女は時間の観念が欠落していました。

デートの待ち合わせ時間に必ず遅れてきました。

その当時は、ケータイ電話などはない時代です。

いまに比べると連絡の取りにくかったです。

家に電話しても、でなかったりするともう、待つしかありません。

30分は当たり前。場合によっては1時間待たされました。

最初のうちは、とてもいらいらして待っていました。

また、本当にくるのかなと不安な気持ちもありました。

遅れてきた彼女を責めたりもしました。

しかし、いつも遅れてくると慣れてしまいます。

また、遅れてくるのは私とのデートの時だけです。

仕事では、遅刻などはしていないようです。

私のデートに遅れるだけなら、まあいいかな、と思うようになりました。

ある時から待ち合わせ場所を変えることにしました。

長く待てるところにしました。

当時はファーストフードなどあまりありませんでした。

喫茶店で待つのですが、一人でも1時間以上待てるところにしました。

文庫本を2~3冊持っていきます。

1冊だと飽きてしまった時に困るので数冊持っていきます。

その世界に入り込める小説を持っていきます。

いろいろなジャンルの小説を持っていきます。

どれにしようかなと選ぶのを楽しんで読み始めます。

読み始めたら、待っていることを忘れます。

本を読むためにこの喫茶店にいる感じになります。

1時間ぐらい読み進めるとちょっと一息つく感じになります。

その時、ちょうど彼女が来たりします。

ちょっと、嬉しかったりします。

この彼女のおかげで待つことが苦にならない人間になってしまいました。

待つことの楽しみもわかるようになってきました。

待つことを楽しむには待っていることを少し忘れることですね。

待っていることを少し、忘れている時、それがくると喜びが倍増します。

喜び上手

喜ぶのが下手な女性っていますよね。

私は苦手です。

例えば 、息子が母親に親孝行のつもりでひなびた温泉に連れて行った時 。

本当は嬉しいんですよ。

でも、「ここも悪くないけど 湯布院はもっと静かでいいわね。」と 言ってしまう母親。

エルメスのショールをクリスマスに渡した時。

「普通のショールの方が私には似合うと思うんだけど。」と 言ってしまう彼女。

嬉しいけれど 素直に喜べない人っていますよね。

ちなみに私の妻はは外食では 百均のくるくる寿司でも喜びます。

ファーストフードの牛丼でもうどんでも喜びます。

2900円や3900円のブラウスを2~3枚買ってあげても すごく喜びます。

本当にうれしいのかうれしいふりをしてくれているのか わかりません。

どちらにしても私に対する心遣いなのには、間違いないなあと思います。

私は家で料理を作ることが多いです。

仕事の関係で妻のが遅く帰って来ていたころ、私がよく料理を作っていました。

私の料理を食べた後、妻はその料理を絶賛します。

「これ 本当に美味しい。」

「このカレーの味はあなたにしか出せない。」などなど。

すごく、喜んでくれるので、また、作ってあげたくなります。

そして、また、すごく喜んでくれます。

ついにいつの間にか毎日のように私が料理を作るようになりました。

妻にしてやられたという感じですが、料理を作るのがすっかり好きになってしまいました。

人は愛する人の喜ぶ顔が見たいものです。

お父さんが頑張れるのは子どもの喜ぶ顔を見たい為です。

親というものは子どもがプレゼントするととても喜んでくれます。

私は妻の喜ぶ顔を見る為に頑張っているようなものです。

妻が大病で1カ月半入院した時、それが本当によくわかりました。